沖縄の旅——グスク巡り (2026/3/25)

 

 

2年半ぶりの沖縄である。前回は仕事で10日ほど那覇に滞在したが、今回は気儘な一人旅だ。お目当てはお城巡り。

 

沖縄には数多くのグスク(城)が残っているものの1/、太平洋戦争中に破壊されたものも多い。最も豪華な首里城もその例外ではない。戦争で焼失した首里城は1992年に再建されたが、2019年の火災で正殿を含む主要な7棟を焼失した。その後すぐに再建が図られ、現在、正殿は完成に近づきつつある。今年の秋には、その内部が公開される。

 

首里城以外の城跡には建物の姿はなく2/、石を積み上げた城壁が残っているのみである。遺構としての残るグスクの中から今帰仁城跡、座喜味城跡、勝連城跡、中城城跡、首里城跡の五つがユネスコの世界遺産に登録された。

 

本土に住む人がイメージする城とは異なり、グスクは廻りを石積みの城壁で取り囲んだ遺跡であり、構造としては中国や西洋にも見られる石造りの城門に近いと言った方が分かり易いだろう。

 

沖縄は島嶼国家として日本や中国の影響を受けたが、独自の文化を育む琉球王国として栄えた。琉球王国は江戸時代を通して中国および日本(薩摩藩)との間で朝貢関係を持ち、国力の違い故に隷属的な関係を維持した。近世に入り、明治政府の沖縄処分により琉球王国は消滅し、日本に併合された。そんな歴史的・文化的背景を頭に描いて昔の琉球王国に思いを馳せれば、かつて繁栄していたグスクの姿が目に浮かんでくる。

 

 

 

今帰仁城 外壁(野面積み)

今帰仁城 入り口(野面積み)

今帰仁城 正殿跡

 

 

 

中城 正門(布積み)

中城 一の郭(布積み)

中城 左の外壁はあいかた積み

 

 

 

首里城 正殿の棟飾

首里城 東のアザナから正殿を見る

首里城 久慶門(通用門)

 

 

 

/1     鹿児島県の奄美群島から沖縄県の八重山諸島にかけて多くのグスクが残っており、たまたま現地で説明して頂いたガイドさんの話ではその数は数百に及ぶという。

/2     再建されたものを含めて小さな祠は残っている

 

 

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