年越しの京都旅 (2025/1/5)

 

 

ここ数年、年末年始は家族そろって旅行に出かける事が多かった。今年は、息子は帰省せず、娘は友達を訪ねて豪州旅行、そしてカミさんは娘が残した猫のお守に娘のアパートへと、一家離散状態となってしまった。そんなわけで、私は京都への一人旅で年越しをすることになった。

 

今年は、インバウンド観光客は過去最高を記録し、京都もご多分に漏れず観光シーズンはごった返しているというニュースは耳にしていたが、寒い冬の年末であれば、少しはましかなという若干の期待を持っての旅であった。おそらく春の桜や秋の紅葉シーズンに比べればましではあったのであろうが、それでも結構な人出があった。

 

嵐山駅と嵯峨野嵐山駅周辺は人出が予想されたので、同じ嵯峨野でも北に位置する祇王寺近辺からさらに北に上がったあだし野と愛宕の念仏寺、さらには大覚寺まで足を伸ばしてみた。外人観光客もそこそこ来ているが、それほどの混雑はなく、京都の趣を楽しむことは出来たと自己満足している。

 

鳥獣戯画で有名な高山寺に行くには車かバスしか交通の便が無いので、ここまで足を伸ばす人は流石に少ない。日だまりのなか、本堂に座って向かいの山を眺めていると、これが古都の安らぎなのかと思わせる。たまたま横に座っていた方に声を掛けると香港から来たと言う。今回が三度目の京都で、正月休みを使って6日間だけの旅行なのだそうだ。日本語は話せなくとも路線バスを使って一人旅が出来る旅慣れした海外観光客も増えたものである。

 

年が明けて八坂神社から清水寺まで歩いてみようと出かけてみたが、これは失敗。八坂神社は入口からすでにごった返しており、それを見ただけで気が萎えてしまう。人の流れが未だましな祇園を通って、歩きでホテルに戻った。私にとって雑踏は鬼門であるが、町をブラつくのは悪くはない。

 

 

 

祇王寺

落柿舎

南禅寺水路閣

愛宕念仏寺

大覚寺

鳥獣戯画(高山寺)

 

 

 

 

 

説明: 説明: SY01265_古い出来事」目次に戻る。

 

説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: door「ホームページ」に戻る。