信州の城 (2024/7/8

 

先月末から今月初めにかけて、長野を旅する機会があった。とりたてて目的があったわけではないが、かねてより上田と松本に残る城を見たいと思っていた。

 

上田城は城跡しか残っていないが、三つの櫓を見ることができる。城を作ったのはあの有名な真田氏(幸村の父昌幸)である。しかし、関ヶ原の戦いで西軍が負けた後、徳川の命で城は全て壊された(破城)。その後この地を統治した千石氏が堀、土塁、石垣を整備し、櫓門と櫓を再建した。それが現在見ることのできる城跡である。

 

明治に入り西櫓を除いて、破戒、移築されたが、戦後、市民の力で移築された南櫓と西櫓が元の場所に戻され、さらに平成に入って本丸東虎口櫓門も再建された。

 

上田城本丸東虎口櫓門

南櫓

西櫓

 

松本城は現存する数少ない天守閣が残るお城1/である。築城は戦国自体まで遡り、国宝としては最古の城である。

 

明治に入り新政府の手により多くの城が破却された中で、松本城は住民の手で守られた。観光客に有名な姫路城のような豪華さはないのかも知れないが、内堀の水面に映える天守の姿は美しい。

 

松本城天守閣

天守の最上階にある二十六夜神

 

 

 

1/     江戸時代以前に築城された天守閣で現存するものは12城ある————弘前城、松本城、丸岡城、犬山城、彦根城、姫路城、松江城、備中松山城、丸亀城、松山城、宇和島城、高知城。

 

 

 

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